テニス肘とは、【上腕骨外側上顆炎】や【上腕骨内側上顆炎】といった症状名となります。
テニスのバックハンドストロークなどの繰り返しにより起こりやすいのでこの病名が付けられているだけで、他の手首に負担がかかるスポーツや腕に負担のかかる仕事などでも発症します。
治療法は、『炎症』を起こしているので、氷や氷嚢などでアイシングをしたり、消炎鎮痛剤の入った湿布を貼ったりします。また、前腕筋のリラクゼーションやストレッチなどを行ったり、なるべく使い過ぎないように安静にしたりした方がいいでしょう。
サポーターの使用では、『テニスエルボーバンド』と言って、前腕部の一番太い部分の所に巻いてもらい締めるサポーターを使います。
病院では、ステロイドの局所注射をするみたいです。
これらの保存療法で経過を見ることが多いのですが、『なかなかよくならない』ことが多いです。
効き手で発症した場合は日ごろからどうしても使うからどうしようもないとか、仕事の負担がどうしてもかかるからなど、ある意味仕方ないといった空気が流れてしまい、患者さんも『うまく付き合っていくしかないのかな~?』と半ば諦めて、そのうち数か月で症状が軽減し・・・と言うパターンが多いです。
あまりに頑固な痛みや強い痛みが続く場合は【手術】(腱の切離、切開、癒着剥離など)を行う医者も多いようです。
どうしても、手術は避けたい!!方は、放置せず、諦めず、まずは、痛みが出ている周辺をしっかり冷やし、テーピングやサポーターなどで肘周りの筋肉を休ませてあげ、マッサージやストレッチで疲れた筋肉をほぐしてあげましょう。
すぐに良くはならないですが、確実に放置しているよりは早期に改善が見込めます。
痛みを抱えないですぐに専門医に見せて下さいね!!
あと、マッサージではただ単に腕だけをほぐせば治るわけではありません!
肩甲骨周辺や、肩回りなどの筋肉もほぐす必要があります。あとは、力強く押してしまうと筋腹がつぶれてしまい炎症をさらに強くしてしまうので注意が必要となって来ます。
テニスをされている方は、痛みがある場合はなるべく安静にしていただき、仕事や家事などで痛みが出てしまった方は使った後に必ずアイシングをし、こまめに湿布を貼ってください。
炎症を起こさないことが一番の早期改善へと繋がってきます!!
諦めず治療して下さいね!!!!!!!