始めまして。院長の奥原と申します。
この記事を開いてみていただいていると言うことは、アトピー性皮膚炎で困っているかお子さんか誰かが困っていて見ていただいているかだと思います。
私はアトピー性皮膚炎です。この症状で長年苦しんできました。
??(苦しんできた?・・・きた??過去形???)
そうなんです。2021年2月から、ある事をして完全に治ってはいませんが『かなり良くなった』んです!!
アトピー性皮膚炎って、本当に辛いですよね!?かゆみって辛くてしんどいんです(涙)
なので、アトピーで困っている方に少しでも参考にしていただきお役に立てればと思って今回は番外編として書かせていただきます。あくまで『参考』までなので、必ず誰もが当てはまるわけではないですのでご了承下さい。
では、まずは私がどういった症状だったかをお話しますね!!
症状
私の場合は、小さいころから発症はしていましたが、そのころは正直ひどくなかったです。発症場所は関節(肘・膝・手首)の節々に寒くなってくるとプツプツと赤い発疹が現れかゆくなる程度の症状でした。
実際ひどくなったのは30歳越えたぐらいからで、だんだんかゆみがきつくなり初めは背中全体に発疹が現れるようになり、お酒を飲んだ後が特にひどかったのを覚えています。ただ、必ず出るわけではなく、その日の体調次第で出る出ないがあったと思います。
33・4歳から本格的にひどくなって来て、35歳の時に第1ピークを迎えました。発症場所は『全身』です。首・脇・肩・腕・手・上半身・下半身、今まででなかったこと所も出てきました。かゆみはレベル10までだったとしたらレベル12!!上限越える痒さ!!!
そこから、夜も寝れなくなり1日の睡眠時間1・2時間が半年から1年間続きました。半年過ぎたぐらいに患者さんの紹介で病院に行くようになり、そこで食事指導と漢方(炊くタイプ)をいただき3カ月通いました。
そこでの食事指導は、今まで食べてたものがほぼすべて食べれないというものでした。簡単に言うと完全和食に切り替えること。
動物性たんぱく質(肉類)や油を摂ってはいけませんと言うものでした。油も魚やオーガニックの油などはいいとのことで、そこからの食後の『漢方』は本当にきつかったです。激マズでした。何回か飲んでると慣れて来て普通に飲めるようになってきたのですが、それでも家中漢方のにおいが染みついているので家族も大変だったと思います。その生活を3カ月ぐらいした時に、まだ暑い時期で家族もまだ半袖着ている中、突然寒気がして『あれ?風邪引いた?』と思ったのですが、いやいつもと違うなと感じていました。あまりにも寒くてトレーナーにダウンジャケットを着てズボンも2つ重ね着して、ご飯を食べてすぐに寝ました。朝起きると寒気はなくなっており身体が軽かったように思います。その時は、今まで寝れなかったのが久々に寝れたからだと思っていましたが。今思えば1日しっかり睡眠とれただけですぐに良くならんやろうと思います。あれは何だったのか今でもよくわかりませんが、その時からかなり良くなったのです。これが第1ピークの終焉です。
ただ、私の悪いところで少し良くなったらすぐに治療をやめて前の生活に戻してしまう。これが本当によくなかった!!そこから、2年間ぐらいかゆみはあるけど少しは寝れるようになっておりだいたい4時間ぐらい寝れるぐらいまでにはなっていました。正直、頭のどこかで『アトピーは治らないもの』と思っていたのだと思います。
そして、第2ピークが訪れます。37歳~、また寝れない日々が続き、寝ては起きる寝ては起きるの繰り返しで全く寝た感じはせず、身体は全身ガサガサして掻き過ぎてお風呂に入るとしみて痛くて入るのも億劫になり、布団のシーツは血で赤く染まりこのまま死ぬのではとすら思いました。そこで思い切って、脱ステロイドを試みます。案の定、逆効果。首は回らず黄色い汁が出て来て余計に体中ガサガサ。このままでは、仕事にも支障が出ると思い1ヶ月経たずで止めてしまいました。もう、付き合っていくしかないのかと考えていましたが、2021年2月に気持ちを新たにしゼロから始めよう!本気で治して見ようと思い、長期プランで『ある事』を始めました。
ある事とは!?
ここからが本題です。
ある事とは、まずは食事制限です。あれ、第1ピークの時にやったのでは!?そうなんです。結局は、やっぱり食事なんではないか?とまずはそこから手をつけました。それまでの私は、好きなものを好きなだけ取っていました。その中で、今思えば良くなかった食べ物・・・それはお菓子です。私は、スナック菓子が大好きで食後必ずバリバリと1袋完全に食べきるまで食べていました。このスナック菓子の油がよくないと思い完全に断ちました。ご飯は、ほぼ魚にしてもらいスパイシーな食べ物も一切取らないようにしました。ただ、肉がないのは正直辛いので、鶏肉だけ食べるようにしました。お酒も一切取らないようにし飲み物は水だけ。その生活を少ししていると糖分が少ないからか疲れが取れなくなりずっと身体がだるい状態が続き、これはまずい!と思ったので、果物(バナナ・キウイ・パイナップルなど)で糖分を摂取するようにすると少し、気持ち的にもマシに思えました。
この生活を、今でも続けていますが、だいたい4か月過ぎたぐらいの頃はもうすでにかなりマシになっており、皮膚のボコボコ感もほぼなくなり、気付けば、皮膚がツルツルしていました。もちろんかゆみもほとんどなく、必然とステロイドもほとんど使っていないので減りも全盛期に比べると10分の1程度の減り。(まだ、かゆみは多少あるのでたまに塗る程度)
保湿剤も毎日、朝、晩(お風呂上り)に塗っていたのですが、ひどい時は皮膚に中々浸透せず結構塗らないと保湿できてないのでは!?と思ってしまうぐらいだったのでかなりの量を塗っていました。だから、1週間で1本使い切るぐらいでしたが、良くなってから(皮膚がツルツルしてから)少し塗るだけで浸透していってるのがわかるのであまり多く塗る必要もなく減りが物凄く少なくなりました。
現在は、完全にかゆみが治まったわけではありませんがピーク時のかゆみに比べるとレベル12だったのが今ではレベル2程度。皮膚が戻るとは思っていなかったので嬉しさ倍増。夜もぐっすり寝れています。
簡単に、何をしたのか?何が良くなくて悪化したのかを最後まとめさせていただきます。
まとめ
まだ続けていますが、結局は『食事』かな!?と思います。私の場合は、『お菓子』です。もっと言うとお菓子の油だと思っています。悪い油を摂りすぎていたせいで身体にじわじわと悪影響を及ぼしアトピーを悪化させる原因になったと思います。あとは、ストレス!!このストレスとよくない食事を繰り返したことにより悪化していったと思います。これは、皆さんが当てはまるわけではないのですが、食事とストレスに関しては誰もが当てはまると思いますので、一度ご自身の食事をしっかり見つめなおしてもらい悪い物は完全に断ってみて下さい。
ちなみに、動物性たんぱく質は良くないという事で、私は鶏肉は食べていましたが、牛・豚は摂っていませんでした。ですが、何事も取りすぎは良くないのでしょうが、実感としては私は牛・豚は関係ないかな!?と思いました。これも、人に寄るので断言は出来ませんが・・・アレルギーとの関連もあるので。
あとは、睡眠!!睡眠をとれることにより身体の回復スピードは格段に上がったと思います。ただ、アトピーの方は前提としてかゆみを抑えないことには寝れないと思いますので、まずは食事から始めて下さい。私は始めて2ヶ月で4キロは最低でも体重が落ちました。もともと、痩せていた体でも。正直、ガンになったんかなとも思ったぐらいです。ただ、身体はかなり元気です。ひどい時は、髪の毛も抜けていき、円形脱毛症にもなりましたが今では元通り!!かなり焦りましたが、髪の毛が返って来て本当によかった(涙)
最後になりましたが、長々と又書いてしまいましたが最後までお読みいただき誠にありがとうございます。アトピーは治らないと思っているあなたに少しでも希望の光がと思い書かせていただきました。参考になったかはわかりませんが、私はかなり良くなり暗闇から光指す入口に手が届くところまで来ています。皆さんも、是非この苦痛から早く逃れて一緒に希望の光を当たりましょう!!
ありがとうございました。