春のこの時期に一番つらいとも言っても過言ではないこの症状、花粉症です。
各々、対策法や薬で症状を抑えるなど様々な工夫をしていることだと思いますが、それでも花粉症の症状がきつく出てしまって辛い時期を過ごしていることだろうと思います。
そんなあなたに今回は、鍼灸でよく聞く言葉でもある『ツボ』を刺激してあげることで、もしかしたら症状が少しでもマシになるかもしれません!!
それでは早速ですが、ツボとは何かを理解していただいて、花粉症のツボをお教えしていきます!
そもそもツボとは何か?
中医学、漢方医学、経絡学の概念で、体内の異常に応じて体表の特定の場所に対応して現れるもので指圧や鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整や諸症状の緩和を図るものです。中医学や漢方医学、経穴学の中では『経穴』と言われています。我々の中では一般的に『ツボ』と言われています。筋筋膜性疼痛症候群におけるトリガーポイント(例で挙げると、腰痛の原因となる筋・筋膜内の好発部位)と大半が一致します。
花粉症に効果があるツボ
花粉症の症状の1つである、鼻づまりや、鼻水に効果があります。
また、頭痛や眼精疲労にも効果的です。
印堂の位置
左右の眉毛の内側を結んだ線のちょうど真ん中に位置します。
鼻に対する疾患(鼻水・鼻づまり・鼻血)、急性・慢性鼻炎、蓄膿症に効果があります。
迎香の位置
犬歯の根元に位置していて、左右の小鼻のくぼみにあります。
この場所に人差し指と中指を引っかけるようにしてしたの押すのがポイントです。
*上迎香
名前が示すように、迎香のやや上に位置しており、鼻の付け根の両側にあるツボです。ここを押さえると痛さを感じますが、ある程度の力で押さないと効果が期待できないので注意しましょう。
鼻づまりに効果があるので、別名で『鼻通(びつう)』とも言います。
眼精疲労に非常に効果があるのですが、かすみ目や目の充血など目の症状に対して広く効果があります。
晴明の位置
目と鼻の根元のちょうど真ん中にあるくぼみに晴明があります。
鼻づまりの際に効果があります。頭痛や目の疲れたときにも効果的
上星の位置
頭部にあり前髪の生え際の中央から、指一本分くらい上がった所にあります。
眼の不快な症状を緩和する効果があります。
曲池の位置
肘の曲げた時に出来るシワの外側にあります。
ツボ押しの注意点
・食事の前後、約1時間は控える
・お酒を飲んだ時、満腹時は控える
・入浴の直前、直後は避けていただいて、1時間ほど空けて行う
・力ずくでツボを押さえるのは控えましょう
・熱感や腫れ、痛みがある場合は控える
発熱やひどい疲労の時、重度の高血圧、妊娠中や出産直後、出血性の疾患、悪性腫瘍(ガン)の時はツボ押しは控えるのではなく、やめましょう。
ツボ押しをすることによって血流が良くなり、副交感神経が刺激されてリラックスする為、安眠にもつながるので是非試してみて下さい!!