忍ケ丘整骨院・鍼灸院であなたの痛みを根本改善!

天気痛春も本番になってきましたが、今年は気温の変動の激しさや、急な降雨など天候の変動などが多くみられているように思われます。

ところで、天気が悪くなった時やその前日に痛みが出てきたり、身体が気だるくなってくるなどの症状が見られますがなぜでしょうか?

今回の記事で、その原因を解明していきましょう!!

 

天気と痛みの関係 そのしくみと症状とは!?

天気が悪くなるときに発生する痛みには以下の状態が発生してきます。

 

天気が悪くなると低気圧が接近することで、気圧が下がる。

耳の内部にある内耳の気圧を感知するセンサーが大気圧の変化を感知する。

体を活動的にする交感神経の活動が活発化して、血圧と心拍数もそろって上昇すると、血液中のノルアドレナリン(交感神経の伝達物質)の量が上昇する。

ノルアドレナリンの作用で、痛覚閾値の低下(痛みを感じやすい体になる)と末梢の血流不全をきたす、血管を収縮させると酸欠状態になってしまうことで、末梢部分の血液の流れが悪くなり、痛みを感じる神経を刺激する物質が産生させる。

痛みなどの不快な症状を感じるようになって、神経や関節が痛む状態になり、様々な不定愁訴、痛みやコリ感などの症状を引き起こす原因となる。

 

大気圧を感知するセンサーの内耳は、聴覚だけではなく、平衡感覚や姿勢を維持するうえで重要な器官であり、低気圧がやってきて体調不良となった時には、内耳のコンディションも悪くなる為にコリ感だけではなく同時にめまいや耳鳴りが頻発してしまいます。

 

次に、気圧の変化によって体内のヒスタミンを増加させる作用があります、ヒスタミンは外部刺激に反応して増加して、アレルギーや関節の炎症を起こして血圧を急に下げて、血管を拡張させて、炎症を起こす作用があります。

このヒスタミンには神経伝達物質としては交感神経を刺激するという働きもあります。これにより筋肉や血管が収縮した結果、疲労物質がその場でとどまる為に、痛みを感じやすい状態になってしまいます。そして、これとは対照的に脳の血流を上げる作用があります。天気痛の症状に偏頭痛を伴うこともあります。

 

次に、気圧の変化で痛みを感じやすくなる為、腰や膝など以前痛めたりした古傷や神経痛、リウマチや頭痛などあらかじめ損傷や炎症がある場合は疼くように感じてしまいます。

 

そして、低気圧による影響で細胞の膨張化が起こり、神経を圧迫されることも、痛みの原因に繋がります。内外の気圧差が生じて体の細胞が膨張を始めて、膨らんだ細胞に神経が圧迫されて、神経痛などが起こります。

関節に対する圧力は普段は外から内に向かってかかっていますが、天気が悪くなることで、大気圧が下がって、普段とは逆に関節内から外に向かう圧力が勝ります。日ごろから常に負担がかかるところから真っ先に痛みが発生することになります。

 

ちなみに、男性よりは女性の方が気圧の変化の影響を受けやすいということがあります。女性は男性と違いホルモンの分泌の問題があるのと、月経があるために常に変化しているのも影響しています。

自律神経とホルモンのバランスは密接な関係にあり、ホルモンのバランスを乱れで自律神経にも影響が出ますし、その逆もあります。そこに気圧の変化というものが加わる事により男性よりは女性の方が気圧の影響を受けやすいといえると考えます。

 

天気痛対策法

天気痛を引き起こす原因の1つとして自律神経の乱れ、そして、自律神経とストレスには、密接な関係があるのだと言います。自律神経の働きが弱くなるとストレッサ―に対する許容範囲も落ちることになり、だるさや頭痛、やる気が出ないなど、心身に不調が表れるということです。

ただ、ストレスそのものが悪者かというと必ずしもそうとは限らないと思います。むしろ人間の適応能力を高めてくれるものとも考えられるのではないでしょうか?

例に挙げると、しっかりと汗をかけるのも、暑さや湿度などの環境に適応しようという働きがあるからこそ。近年は、環境的なストレスをすべて取り除こうとしてきた結果、自律神経系の反応が鈍くなってきたのが現代人と言えるのではないかと思います。

気圧の変化を上手に取り入れて、そのうえ気象と言うストレスに負けないように自律神経系を整えていくのが、天気痛とともに生きていく上では大事だという考え方です。

あとは自律神経を整えるために

・朝食を必ず食べる

・ゆっくりと、長くできる運動をする(ウォーキング、軽めのジョギング、水泳)

・季節によって浴槽の温度を変える入浴(夏の冷房で冷えた時39~40℃、あとは38℃、冬は汗をかかなすぎる方がいいため長く入らないようにする)

天気痛は特定の病気ではない為「根治」という考えかたからは少しずれてくると思いますが、天気から受ける影響を少しでも減らして、痛みや発作で体調を崩してしまう回数を減らすことが大切です。

 

 

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