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OIF[3]足の痛みの中でもしびれが加わっている症状があります。このケースの場合は、筋肉や腱が炎症を起こしているよりも足を通っている神経系が損傷していたり、圧迫されている可能性が高いでしょう。

足のしびれで聞いたことがあり、なおかつ有名なのは坐骨神経痛でしょう。

今回は足のしびれの中でも、特に太ももの前面から外側にかけてしびれを感じる外側大腿皮神経痛というものを紹介していきます。

 

外側大腿皮神経痛とは?

外側大腿皮神経痛外側大腿皮神経痛は知覚異常性大腿痛とも呼ばれている、足がしびれや痛みを感じる神経痛の1つの事です。外側大腿皮神経は腰椎から出て前方へと進み、腰の付近から曲がって鼠径部のあたりで皮膚の下に出てきて、太ももの前側と外側に分かれて伸びていく神経です。

その神経の圧迫が起きやすい場所として、しびれが起きる太ももの部分ではなく、神経が出ている腰椎の部分もしくは骨盤のあたりの筋肉や靭帯に圧迫される時です。

圧迫される主な原因

身体にピッタリとした窮屈な下着やズボンの着用

ポケットの中に物を常に入れていることの圧迫

ベルトやシートベルトの締め過ぎ

肥満傾向の方、妊娠中の女性(お腹にいる胎児が正常な位置に収まっていないと発症する)

骨盤周辺の筋肉が緊張することで神経が圧迫されていることでしびれや痛みを生じる

症状

特徴的な症状として、太ももの前から外側にかけてヒリヒリとした痛みを感じて、痛み、知覚の鈍さを経験します。

ただ、圧迫されている外側大腿皮神経は運動神経ではないので、足の動きや歩行に影響が生じるということはありません。

姿勢や動作によって外側大腿皮神経を圧迫してしまうので、ある姿勢ではしびれがあるけど、別の姿勢では緩和されるという特徴もあります。

起こりやすい場所とは?

外側大腿皮神経痛冒頭で説明したように、鼠径靭帯という骨盤にある靭帯の下を通って大腿に出ています。この鼠径靭帯は柔らかな組織なのですがやはり狭いところを通るのでここで神経への問題が起こる事が多いです。

上前腸骨棘といわれる骨盤の位置を上からたたくと響く特徴もあります。

あと、縫工筋と言われる筋肉の緊張によって発症する可能性が高いです。この筋肉は上前腸骨棘から筋肉がついてきて膝の内側まで伸びる筋肉です。縫工筋が外側大腿皮神経を圧迫することで神経痛を引き起こします。

対策法

まずは、窮屈な服の着用や下着の着用を避けましょう。神経にかかる圧迫を少しでも軽減することができます。

肥満が原因となっていると考えられる場合は、ダイエットすることで神経痛の軽減にも繋がります。

同時に姿勢も見直して見ましょう。外側大腿皮神経痛は足や腰の問題に関連の深い大腰筋の外側から出ています。

大腰筋にも問題があれば神経痛の1つの要因になってきて、骨盤は前傾しやすくなります。太っている方も骨盤が前傾しやすい傾向にあるので関連が考えられるでしょう。

まとめ

特に今年はテレワークやコロナウイルスによる自粛による影響で同じ姿勢で過ごしたり、運動不足になったことで、様々な症状が出てきた方も多いかと思います。今回の内容に当てはまった方は生活スタイルを見つめなおすきっかけになればと思います。

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