最近、梅雨時期になり『頭痛が酷いんですが』や『しびれがきつくなって』など様々な体調不良を訴えられて来られる患者様が増えてきました。
今年は、特に多く見受けられるような気がします。その背景には、【コロナ自粛】があると思っています。今までより動きが制限され、あまり動かなくなり筋肉が硬くなったり、筋力が低下したりするので今まで痛みが出なかった場所が痛くなってくる。そういった現象が出て来ているのではないでしょうか。
今回は、こういった症状プラス【気象病】についてお話していこうと思います。
気象病とは?
季節の変わり目や、曇りや雨の日、雨が降る前、寒暖差が激しいとき台風など低気圧の時などに 頭痛・めまい・関節痛・手足のしびれ・気持ちの落ち込み・体が疲れやすいなどの症状が出ること。
【気象病】とは病名ではなく、症候群という概念みたいです。
原因
気温や天気により、気圧の変化が大きく影響していると考えられています。
気圧変動が大きいと、内耳にあるセンサーがその気圧変動を感知し、自律神経が乱れるためです。特に、気圧が低下している時に症状が出やすくなります。
また、このセンサーは人によって感じ方が異なり、気象病を訴える人の多くは、何らかの原因でこのセンサーが敏感なため、脳に過剰に情報が伝わり、その結果、自律神経のバランスが崩れ、症状が出やすくなっているのではないかと言われています。
対策
○耳のマッサージ
両耳をつまんで上下・左右に引っ張ったり、ゆっくり5回回してマッサージしましょう。毎日こまめに行うことにより内耳の血流が良くなり、予防につながります。
○自律神経のバランスを整える
・適度な運動をする。
・十分な睡眠をとり、なるべく同じ時刻に起きるようにする。
・バランスの良い食事で体調を整える。
やはり体が疲れているときなどに特に症状が出やすくなっており、日ごろから身体のメンテナンスや食事・睡眠を気をつけるだけでも少しは今まで悩まされていた『気象病』が楽になると思います。先ほども伝えましたが、今年は特に『コロナ自粛』が加わり今まで気象病を感じて来なった方まで感じてしまっています。今からでも、ご自身の体調管理をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?