忍ケ丘整骨院・鍼灸院であなたの痛みを根本改善!

膝の痛み前回のブログで、膝の裏の痛みの疾患として後十字靭帯損傷、膝窩筋腱炎というものを挙げて行きました。前回の疾患だけではなくて、中年女性に多い疾患や、中には原因のわからない膝の裏の痛みまで存在します。

今回は、それらに照準を合わせて説明していきたいと思います。それでは、早速初めていきましょう!!

膝の裏の痛みの疾患

中年女性に多い、ベーカー嚢腫(のうしゅ)・膝窩嚢腫

ベーカー嚢腫膝の裏が腫れて、曲げる際に違和感や圧迫感があるので正座がつらい状態にあり、膝を伸ばしても痛みが出ることがあります。

発症年齢は55~70歳、特に50歳以上の膝の悪い女性に多くみられる疾患です。

変形性膝関節症や関節リウマチ、半月板や靭帯の損傷などで、膝関節内に増えた関節液が、膝の裏の袋に溜まって濃縮されて、ふくらみとなってあらわれます。

まれに嚢腫が破れることがあり、周囲の組織に関節液が漏れてしまうと、炎症を起こして痛むことがあります。

また、腫れによって静脈を圧迫すると、血栓ができることもあります。

このベーカー嚢腫は、膝を怪我しやすいアスリートや、反張膝、スポーツをしている子供にも発症します。

反張膝:膝関節が後側に弓状に沿ってしまう状態のことを指して、小児に多くみられます。

若年者の場合は、膝の使い過ぎなどで、膝の裏にある滑液包(クッションとなる、滑液に入った袋)に炎症がおきて、滑液(潤滑と代謝の役割をする液体)が溜まって腫れます。

何もしていないのに、膝の裏が痛む

膝の裏を叩くとひびく、神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)

思い当たる原因がないのに、膝の裏が腫れてきて痛みを起こします。

神経鞘腫は、末梢神経に出来る良性の軟部腫瘍で、20~50歳と幅広い年代に多い疾患です。

膝の裏を叩くと、足全体へ響くような痛みがあるのが特徴です。

さきほど紹介したベーカー嚢腫との鑑別が必要なので、MRIや超音波検査で診断をして、手術で除去します。

 

膝窩リンパ節の腫れによる痛み

膝の裏が腫れて痛みが出て、曲げると違和感が生じます。

膝の裏には、膝窩リンパ節があり、身体の免疫と循環に重要な働きをしています。病気などで炎症がおきると、膝の裏にしこりを触れたり、痛みや熱感が出ることがあります。

また、運動不足や長時間のデスクワークなどでも、リンパ液が滞り、膝の裏が腫れることがありますので、同じ姿勢をなるべく避けて、気がついた時には足首をよく動かすようにしましょう。

入浴(39~40度で10分くらい)や、足先から太ももに向けてのマッサージも有効ですので、お試しください。

 

脚がむくんで痛む 下肢静脈瘤

下肢静脈瘤でも、膝の裏やふくらはぎ、ふとももにいたる範囲で痛みが出ることがあります。

静脈の逆流防止の弁の働きが悪くなって、静脈がコブのように皮下に浮いてきます。

症状は、だるさや痛み、むくみなどですが、悪化すると潰瘍ができたりしますので、放置せずに専門医を受診しましょう。

近年は、下肢静脈瘤専門のクリニックも増えてきていますので、気軽に相談するのがいいでしょう。

 

中には、スポーツやケガで傷めた覚えがないのに痛みがある、病院で診てもらっても、原因がはっきりせず改善しない….。様々な治療を続けていても変化がないという場合、もしかしたら「トリガーポイント」と呼ばれる筋肉のしこりが原因の場合もあります。

 

次のブログで、このトリガーポイントについて解説していきます!!

忍ケ丘の整体を受けるなら「忍ケ丘整骨院・鍼灸院」 PAGETOP