坐骨神経痛とは、お尻から膝裏まで通っている最も太い神経であるのが『坐骨神経』であり、腰あたりの神経が障害されることで【しびれ】や【痛み】が坐骨神経に沿って発せられます。
この症状が重篤になると、歩行困難になったり、手術をすすめられる場合もあります。こうならない為にも『おかしい』と感じたらすぐに精密に検査をし坐骨神経痛に対するケアを早急にする必要があります!!
では、どうケアをすればいいかをお話させていただきます。
坐骨神経痛が起こる仕組み
過去に何度もお伝えしてはいますがもう一度、坐骨神経痛のメカニズムをお伝えしますと・・・
坐骨神経が刺激されることによりお尻の片側や太ももの後ろ、ふくらはぎに痛みや痺れを引き起こし、時にはかかとやくるぶしにまで痛みが響くことがあります。
他には、感覚が鈍ったり、腱反射の異常や歩行障害にまで及びます。要因として、椎間板ヘルニアや、変形性腰椎症、梨状筋症候群などで坐骨神経痛が起こります。
また、帯状疱疹や糖尿病、アルコール依存症なども坐骨神経痛を引き起こす要因になることもあります。
症状については・・・↓
軽度の坐骨神経痛の場合は、筋肉痛に似た軽い突っ張り感や重くてだるい感じなどの症状です。長時間続く痛みは少なく、特定の動作により痛みが出ることが多いです。
中等度の症状になると、非常に苦しんでいる患者様が多くなってきます。痛み方や場所には個人差がありますが、とても強烈な痛みで、歩行に支障が出る方も多いです。日によって差が出たり、姿勢によって痛みや痺れが楽になることもあります。
このような症状までは、適切な治療を施せばある程度早期に改善することが多いです。
重症になればなるほど、強い痛みが常にあり、どんな体勢や姿勢をとっても痛みが続き、何より、改善にかかる期間や治療回数は大幅に多くなってしまいます。
中等度~重症になると、病院に行くと『ブロック注射』や痛み止めの薬や湿布を処方されるか、ちょっとのリハビリを理学療法士の方に施されるだけ・・・
これは治療と言うより、『その場しのぎの対処療法』に過ぎません!!
但し、整骨院や鍼灸院に行けば治るわけでもありません!
なぜなら、施術所によって施術のやり方は異なり、ただ単にマッサージを10分程するぐらいなら行かない方がマシと言えるでしょう。それこそ、対処療法です。
まずは、良い治療院(しっかり体のことを理解してくれ的を得た治療をしてくれるところ)を見つけ、早期に改善することが重要です。もちろん、病院も同様です!!
重症を招く前にすること
症状が少しずつ出て来ても『いずれ治るだろう』とほおっておくと、知らぬ間に悪化してしまいます。すこしでも気になる症状がでてきたら、すぐに受診されることをおススメします。
再発防止としては
・体重を増やさない
・背筋や腹筋を鍛える(特に腹筋ですが、痛みがキツイ場合は控えてください)
・腰に負担をかけない運動と日常生活を送る(姿勢を気にすることから始める)
あとは、ご自身の症状によってご自身に見合ったトレーニング・体操を取り入れてみよう。
・腰痛体操 プール歩行 青竹踏み ラジオ体操 ウォーキング(痛みがキツイ場合はしない方が良い) 内転筋トレーニング(ボールなどを使用し両足で挟む) 殿筋トレーニング(立位で真っ直ぐ向き脚を伸ばしながら後ろに動かす)などなど
腰痛ベルトや簡易コルセットも効果的です。前までは、コルセットやベルトを巻いていると筋肉が弱るからあまりしない方が良いと言われていましたが、最近ではコルセットやベルトをしたからと言って筋肉が弱ることはほとんどないと研究結果が出たみたいです。(今まではなんやったんや汗)
今、現在にも坐骨神経痛でお困りの方は、是非、早急に病院や施術所などに受診しお身体の構造を見てもらうとよいでしょう。一人で悩んでいても何も解決にはなりません!!
必ず専門家にご相談し、痛みやしびれのない日常を早めに取り戻しましょう!!!!!!