『最近、なんだか肘が痛いけど特に何もしていないのにな~・・・なんで痛くなったんだろう?』
なんてことを皆さまは経験ないでしょうか?
例えば、【野球をしていて肘が痛くなった】・【何かしらで倒れた時に手をついて肘が痛くなった】【仕事でよく重たい物を持つことが多く肘が痛い】など、こういった明らかにこれが原因だろうというのであればわかるのですが、全く何もしていないのに肘が痛い・肩が痛い・腰が痛いのはいったい何故??
今回は、この謎を解いていこうと思います!!
『肘が痛い編・・・スタート!!』
肘の構造
肘関節は、上腕骨と前腕骨(橈骨・尺骨)が合わさってできる関節で肘関節には様々な筋肉が付着しています。
まずは、手首を手のひら側に曲げる筋肉は屈筋郡といい、この筋肉は、物を握ったり掴んだりするときに使う筋肉です。
手首を手の甲側に曲げる筋肉を伸筋群と言い、この筋肉は、手を広げたりするときに使う筋肉です。
肘関節は、手を内側・外側に回したり、物を持ち上げたりするなどの、様々な腕の動きに対応するように出来ています。
突然起こる、肘の痛みの原因は??
どこの箇所にも言えるのですが、肘が痛いから『肘が悪い』・首が痛いから『首が悪い』と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません!!
確かに、肘の関節内で異常が起こってたり、首の関節に異常があり痛みを引き起こしてることはよくあることです。ですが、特に何もしていないのに急に痛くなったりする場合やレントゲンやMRIを撮っても異常なしと言われた場合のほとんどはそこに原因がありません。
ですので、肘や首にアプローチしたところで良くなるはずがありません。なぜなら、何度も言いますが原因が『痛いと感じる所』ではないからです!!!別の本当の根本の場所を探し出し根本の場所をアプローチしないと良くならないのです。
例えば肘で言うと、編み物や繰り返し掴むような作業をする方は、『手首』や先ほど述べたように物を掴む時は屈筋郡が働きますので手の内側の筋肉をほぐしてあげると意外と改善されるかもしれません。もっと言うと指を動かして可動域を良くしてあげると痛みが消えることもあります!
肘関節は、筋肉が集合する場所であり、いうなれば大阪駅や東京駅のようにあらゆる所から集まる中心部のような存在であります。上腕骨からくる筋肉もあれば前腕骨から来る筋肉もあります。いわゆる、起始部(始発)・停止部(終着)が存在するのが肘関節です。あらゆる原因を考えないといけないのも肘関節と言えるでしょう。
もし、突然痛くなり肘に湿布や冷やしたり温めても痛みが治まらないのであれば手首や肩関節周囲や首に目を向けてみて下さい!!それでもわからない場合は、専門医に早期に受診されることをおススメします。