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膝裏の痛み

膝の痛みというと、膝関節の内側や膝蓋骨の上下、膝関節の外側の痛みが注目されますが、膝の裏(膝窩:しつか)に痛みが出て、悩まされる人も意外と多いものです。

膝の裏には、脚の後面の大きい筋肉が付着して、太い血管や神経が通ります。また、免疫を担うリンパ節もあります。膝の曲げ伸ばしによって大きな負担がかかる部位なので、様々な原因によって障害を受けやすい場所と言えるでしょう。

今回は、スポーツによる事故のケガや、思い当たる原因のない膝の痛みについてとりあげていきます。

 

膝窩の痛みが出る疾患とは!?

1.後十字靭帯損傷

すねが後方に押されるような力が膝に加わると、後十字靭帯を傷めます。

後十字靭帯は、脛骨の後方と大腿骨の前方をつなぐ太い靭帯であり、脛骨が後ろにずれないように働いています。転んだ時やスポーツ中の衝突などで、すねを硬い所にぶつけた際に痛めてしまうことが多いです。

後十字靭帯

ラグビーやサッカー、アメリカンフットボールや柔道のようなコンタクトスポーツ、スキーの転倒などで多発することが多いです。

症状として、膝の裏に腫れや皮下出血が生じて、曲げる時に痛みが出ます。傷めた直後は、痛みの為に立ちあがりや歩行ができずに、重症の際には靭帯の付着する場所で剥離(はくり)骨折を起こすことがあります。

また、半月板や他の靭帯(前十字靭帯、内・外側々副靭帯)の損傷を合併する場合もあるので、注意が必要です。

 

2.膝窩筋腱炎

膝窩筋腱炎では、長時間椅子に座って立ちあがる瞬間や、下り坂を走るときに、膝の裏の主に外側が鋭く痛むことが多いです。

膝窩筋は、膝の裏にある筋肉で、膝の関節を曲げたり、すねの骨(脛骨)を内側に捻じるときに働きます。

膝窩筋

膝関節に負担をかけすぎたり、変形性膝関節症をかばう動作などにより、膝窩筋腱に炎症が生じて痛みが出ます。

痛みが強い場合はアイシングや伸縮包帯固定などを行い、安静にします。症状が和らいできたら、膝の裏を伸ばすストレッチなどを行って筋肉を緩めていきます。

 

3.膝を伸ばして痛みが出る場合

膝の裏に骨に付く、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)や太ももの筋肉(半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋)に炎症が出たりすると、特に膝を伸ばした時に痛みが出ます。

膝の裏 痛いこれも上記と同じく、仕事やスポーツで脚の筋肉に負担をかけすぎると、筋肉の腱の付着部で炎症を起こして、膝の裏が痛みます。

また、筋力の低下や、疲労により筋肉が硬く強張ってしまうと、膝を伸ばした時に筋肉の付け根が引っ張られる為に、痛みが生じます。

膝の痛みが強い場合は、アイシングや安静を保ち、痛みが和らいだら筋トレやストレッチを行うのが有効です。

 

今回ご紹介していった膝裏の疾患は、筋肉の負荷のかかり過ぎによるものや、スポーツでの事故というように何がしらの原因があるものでした。

ただ、上記の内容だけではなく、中年の女性に多い膝裏の痛みの疾患や、思い当たる原因がないのに膝の裏に痛みがでるといった疾患も存在します。

次回のブログの時に、これらの膝裏の痛みの疾患に対してのご紹介をしていきます!!

 

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